AC(アフターコロナ)2020

 just wild beat communication.雨に打たれながら色褪せない熱い思い身体中で伝えたいよTO NIGHT……。AC(アフターコロナ)2020はほとんど家から出ていないので、馬鹿みたいなことを考えてしまう。そうしないとやっていられない。

 ここ数ヶ月で目撃したAC2020で一番衝撃を受けたのは、HTML5をまったく意識していないtableタグモリモリで作られ、コメント行すら満足に入っていないメンテナンス性皆無なWEBサイトのリプレイスの案件があがってきたことだ。秘伝のタレの継ぎ足しにつぐ継ぎ足しで、建ぺい率60%の土地に容積率400%の建造物が存在しているような感じになっている。え、市街化調整区域なのにそれはいいんですか……みたいな気持ちになった。ちゅらい。グビグビ。酒を飲んでしまう。

 もちろん資料なんてものは存在していない。当時を知る担当者も全員消滅している。人の入れ替わりの激しい業種によくあることだ。当然のように断った。あの爆弾がどこで爆発するのか知らない。可能ならばノヴァヤゼムリャあたりで爆発してほしい。

 AC2020はほとんど外出らしい外出をしていないので野武士みたいな髪型になった。Zガンダム木星船団出身のパプテマス・シロッコがカチューシャを着用していた理由がほんのすこし理解できた気がする。

 WEB会議する時もとりあえずカチューシャをしておけばなんとなく許される。

(そういう会社なので)髪の毛をセットする行為があまりにも面倒になってしまい、最近は起床すると同時にカチューシャをつけている。

 最初のうちは結構、早起きして色々と頑張っていたけれどなんか息切れしてきたので、秒で飛び起きてPCを起動しながらご飯を食べつつお仕事をする感じの生活をしている。僕の会社は結構出社のルールが厳しくて、ほぼほぼ条件を満たすことが不可能な状況だ。会社のことを考えるたびに、たまご屋のことを想う。あの美味しくないコスパ重視の弁当屋には冬の時代だろう。煽るようにピヨっているひよこのことをなんとなく思い出した。これは想像なのだけど、年内の仕事はほとんど自宅になるような気がする。

 状況はいい方向に急に好転することはほとんどない。ガンダムを搭載した輸送機を撃墜し、ガンダムの残骸を目撃していない状態で「やったぜ」と喜ぶやつはだいたいガンダムにやられて死ぬ。ツインアイが緑色に輝いて「龍が泳ぐ時すべては終わる」がBGMに流れてお前は死ぬ。これは現実にも同じことが言えると思う。悪い方向を想定していて、よくなったら予想が外れてよかった、と喜ぶのがいい。僕らはガンダムを倒していないのだから。

 自宅から一キロ以上の外出をしていないので、スーパーの餌みたいな弁当を食べすぎて味覚が麻痺してきた。元々、ご飯にはほとんどこだわりがない食べられればええやんと思っていた人間だったけれど、人は食事をすることで癒やされていたのだという気付きがあった。

 人間と酒が飲みたい。切実に。それと結婚したい。ちゅらい。グビグビ。